2008年06月18日

カラヤン・ラスト・コンサート1988

■今年は20世紀を代表する指揮者ヘルベルト・フォン・カラヤン生誕100周年であります。ということでいろいろとCDが発売されていますが、その中でも要注目なのが、最後の来日となった1988年の公演のうち、東京の3公演すべてのプログラムを収めたものです。各公演をそれぞれCD1枚に収めた3枚シリーズ(おのおの分売)です。1枚2,800円という、現在にしては高額な価格で、その割には3枚とも同じ白黒写真のジャケット、紙質も内容も薄っぺらな解説という、買い手を舐めた企画でもあります。(それでも飛びついてしまう私。。。)


■1988年の来日公演では、私は初日に当たる大阪公演に行きました。チケット購入のために徹夜で並んだのですが、いい席が空いておらず、舞台後方の座席でした。私の後方に並んでいた知り合いは中央通路の補助席で、音響的にははるかにそのほうがよかったのですが、プレイガイドの人はそんな席が空いているとは教えてくれませんでした。また、ある人の話では別の小さなプレイガイドにダメもとで当日の朝に行くと、すんなりと比較的いい席が手に入ったということでした。そんなことがあったので、コンサート前からずっと何か煮え切らない思いがありました。実際、天下のベルリン・フィルでも舞台後方の席では今ひとつ音楽にのめり込むことができませんでした。アンサンブルも乱れていたし。また、このときのカラヤンは風邪気味で体調がよくないようで、演奏中、しきりに鼻を手でぬぐっていました(正面なのでよく見えた)。また、演奏後、舞台袖に引っ込む体力がなく、ヴァイオリン群の途中で立ち止まり、そこから拍手に応えるために指揮台のほうへ引き返していました。
■上記のような具合で、このときの公演はあまりいい印象はありませんでした。その来日時のCDが発売されると聞いても、何の期待もなく、購入も考えていませんでした。けど、やっぱりカラヤンのファン。じっとしていられず。。。いずれも発売日に購入。。。
■演奏は最晩年のカラヤンの衰えを感じさせられます。その中でもモーツァルトの2曲の交響曲は生き生きとした自然な流れでなかなかの好演だと思います。他は高齢指揮者によくありがちなテンポが遅くなる症状が、カラヤンにも明確に見られます。「最晩年に到達した新たな境地・・・」と評す方もいらっしゃいますが、それまでのカラヤンの演奏傾向からすると明らかに彼が向かっていた方向とは違うように思います。全体に鈍重。ただ、ブラームスは曲に合っているのか、これはこれで名演ではないかと思います。カラヤンのではなくベルリン・フィルの。「悲愴」はひょっとしたらカラヤンもこういう演奏をしてみたかったのかも(粋がっていた江戸っ子が死ぬ間際に「一度はそばをつゆにどっぷりとつけて食いたかったなぁー」とつぶやくように・・・?)。しかし、ベルリン・フィルも全体にアンサンブルが雑ですね。音も発散気味。すごい爆発力を持っていますから、聴き手はねじ伏せられてしまうのですが。。。野球のピッチャーにたとえると、以前は正確無比なコントロールとスピードを両立していたのが、このときはコントロールを失ってしまった状態。それでも持ち前の剛速球で打者を圧倒するという具合。
■また、これらのCD、録音がいいですね。数値ではなく、雰囲気があります。会場のノイズはほとんどありません(気になりません)。CDによって音の差はあります。
■このCDのコンセプトからしても、収録されている曲の代表的な演奏というのではなく、偉大な指揮者の記録ということで、非常に高い価値があると思います。上記のように評した私もじつはすでに何度も繰り返し聴いております。やっぱりカラヤンのファンですから。。。

PS
このCDでは各曲のはじめと終わりの拍手も収録されています。また、実演では「展覧会の絵」の冒頭でトランペットが派手にはずしていたらしいのですが、修正されています。


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2008年05月25日

井上道義のベートーヴェン

080525.jpg■5月に入ってから、毎週金曜日の午後にコンサートに出かけています。兵庫県立芸術文化センターで井上道義が芸術文化センターのオケを振ってベートーヴェンの交響曲などを演奏するものです。4週連続の通し券を購入しました。この前の金曜日は交響曲に先立って三重協奏曲が演奏されました。一般にベートーヴェンの駄作とされますが、私は好きな曲で、コンサートでは初めて聴いたのですが、やっぱりいいなと感じました。この曲はチェロ、ヴァイオリン、ピアノの順で重点が置かれているようで、私はチェロが好きなのでこの曲も好きなのかもしれません。
■さて、この日は特別にアンサンブル・ウィーン・ベルリンの奏者がオケに加わっていました。そのおかげで管楽器群が充実していてとても引き締まった演奏が聴けました。初回の時なんかは信じられないほどはずしまくりのホルンのおかげで、まったく興ざめてしまったのですが、この前の金曜日は同じオケかと思わせられる見事な演奏でした(少々荒っぽさはありましたが)。
080525_2.jpg■井上道義さん、還暦過ぎたとか。とても若々しく、また、曲の合間にマイクを持って登場し、いろいろ面白い話をしてくれます。好感度アップ!この井上さん、北欧の指揮者のパーヴォ・ヤルヴィに似ているなとふと思いました。(似ているのは髪型だけかな?)そういえば、パーヴォ・ヤルヴィも近年、ベートーヴェンの交響曲を録音しています。最近では「運命」がリリースされました。



ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」&第1番/パーヴォ・ヤルヴィ、ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメン

■パーヴォ・ヤルヴィのベートーヴェンは新鮮とか刺激的とか言うのではなく、とにかく速い。何ゆえここまで速くするのか?ゆっくり聴いていられません。実演ならともかく、CDで聴くのにはちょっと・・・
■井上さんは小編成オケで独特の配置ではありますが、演奏は従来風。全体に小気味よいテンポ。「英雄」第一楽章終盤のトランペットも消えたりしません。
■来週はいよいよこのシリーズの最後。「ミサ・ソレムニス」。市原太朗さんの歌声もお目当てのひとつ。かなり前になりますが、藤原歌劇団の「仮面舞踏会」のリッカルドを歌っておられるのをテレビで見て以来ファンになりました。といってもナマで聴くのは今度がはじめて。とても楽しみです。
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2008年03月06日

微妙な演奏時間

■ラトル&ベルリン・フィルによるマーラーの交響曲第9番が発売されています。注目度が高いCDだと思います。ちょっと聴いただけですが、結構、ラトルのやりたいことをやっているといった感じです。ラトルの演奏はほとんどそうですが、好き嫌いが分かれそうですね。



マーラー:交響曲第9番/サイモン・ラトル、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

■このCD、2枚組なのですが、演奏時間は80分よりも少し長いだけです。もうちょっと早く演奏すればCD1枚に収まるのに。。。ただし、値段は2枚組でも1枚ものと同じ。とはいえ、2枚に分かれていては聴くときにちょっとわずらわしい。どーせ2枚組にするのなら、シノーポリのようにゆっったりとやって欲しい。これなら納得。



Mahler: Symphony No.9; R.Strauss: Tod Und Verklarung / Giuseppe Sinopoli, Staatskapelle Dresden

■そもそも、CDの収録時間(というか、サイズ)についてはカラヤンが「私の第九が収まる長さ」と言ったことで決まったらしいのですが、この「第九」はもちろん、ベートーヴェンのこと。マーラーの第九は演奏によって1枚に収まったり収まらなかったり。(ちなみにカラヤンのマーラーの第九は2枚組)
■他にも微妙なのがあります。評判の高いツィマーマンのショパンのピアノ協奏曲。第1番と第2番が当然1枚に収まっていると思っていたらなんと2枚組。これは買うのをやめました。ジュリーにが指揮したの持ってるし。



ショパン:ピアノ協奏曲第1・2番/ツィマーマン

(↑ なぜか写真が大きい)
■昨年出たレーピンによるベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲。これは大変気に入っているのですが、カップリングの「クロイツェル」が収まりきらず2枚組。どーせ2枚組にするのなら「春」も入れといて欲しい。



ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲・《クロイツェル》/ワディム・レーピン

■最近出たカラヤンによるベートーヴェンの「ミサ・ソレムニス」のDVDが映像付きで1枚に収まっているのを考えると、CDの収録時間ももうちょっと何とかならんのかと思ってしまいます。
■以前はベートーヴェンの第九が1枚もののLPだったりすると、第3楽章が途中で切れて表と裏に分かれていたりしました。それだったら2枚組にして欲しいと思ったこともありました。それがCDになると1枚で切れ目なく聴けて大変喜んだものでしたが、慣れてくると贅沢になってきます。
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2008年02月28日

「アイーダ」の主役はアムネリス!?

■現場立会いのために鳥取への往復を繰り返しています。実作業は少ないのですが、往復で7〜8時間かかります。大雪になるともっとかかります。あまりいい仕事とは言えませんが、途中の食事やケーキのお土産、車中での音楽鑑賞の楽しみがあります。
■車中では、最近あまり聴いていなかったオペラのCDを聴いています。先日はアバド&スカラ座の「アイーダ」(ヴェルディ作曲)を繰り返し聴きました。
■このレコード(当時はLP)が出たときは、その少し前にカラヤン&ウィーン・フィルによる同曲のレコードが出たばかりで、どうしても比較してしまいました。アバド盤では超一級の歌手を集めてはいますが、カラヤン盤の強烈で効果的な演奏のほうが印象的でした。それに、カラヤン盤ではバルツァのアムネリスにとても感銘を受けました。
■アバド盤はLP以来しばらく聴いていませんでしたが、昨年、CD2枚組で安く売っていたので購入しました。主役のリッチャレッリのアイーダがちょっと弱いのが気になります。オブラスツォワのアムネリスがどぎついので、2人の場面ではアイーダが負けてしまいます。ヌッチのアムナスロは、以前は独特の歌い方が気になりましたが、その後、ヌッチがヴェルディ・バリトンとして活躍するに従って、慣れてきました。いまは気になりません。ギャウロフのラムフィスはさすがに堂々としたもの。有名なムーティ盤でも歌っているし、前記のカラヤン盤でも歌う予定だったそうです(風邪のためR.ライモンディに交代)。ドミンゴのラダメスについても何も言うことはありません。それに、スカラ座のオーケストラと合唱はやっぱり独特の雰囲気があります。いかにもイタリア・オペラといった感じです。あまり流されないようにアバドがカチッとまとめています。今となっては結構いい演奏で、カラヤン盤と遜色ないように思います。



Verdi: Aida / Abbado, Domingo, Nucci

■さて、イタリア・オペラでは、我々とは違って、手に入れにくい女性を手に入れようとします。ヴェルディでは、自分より身分の高い男が狙っている女性(「イル・トロヴァトーレ」)、自分の血筋を毛嫌いしている家の女性(「運命の力」)、自分の重鎮の妻(「仮面舞踏会」)など。手に入れても悲劇的な結末になるものも。親の反対にあって女性の病気を悪化させて死なせてしまう「椿姫」、身分の違いによるコンプレックスから嫉妬を起こして妻を殺してしまう「オテロ」。「ファルスタッフ」は論外。ヴェルディ以外でも、自分の命を顧みず手に入れようとする「トゥーランドット」などがあります。「トゥーランドット」では最後にその女性を手に入れますが。ただし、その影でカラフのために命を落とすリューという哀れな女性もいます。私なんか「リューにしとけや!」といつも思ってしまいます。
■そして、「アイーダ」では「アムネリスにしとけや!」と。
■アムネリスは恋敵アイーダには意地悪かもしれませんが、ひたむきにラダメスのことを恋い慕っています。ラダメスをだまし、没落させたアイーダが、地下牢でラダメスと手を取り合って死んでいくとは露知らず、アムネリスは地下牢の上でラダメスのことを思い、祈り続けます。そして、このオペラはアムネリスの祈りの言葉で幕を閉じます。このアムネリスの祈りこそが、ホントの「愛ーだ!」

※ オペラのあらすじなどの情報は以下のサイトが詳しく紹介
↓↓↓↓↓
わかる!オペラ情報館
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2007年06月24日

久しぶりのオペラ鑑賞・・・感動!!

■久しぶりのオペラ鑑賞、と言ってもDVD。以前大量のLDを処分してからは映像メディア(以後はDVD)を新しく購入することが少なくなりましたが、久々に食指をそそるものが出たので発売日(6/22)に購入。昨日夜、家族が寝静まってからゆっくりと鑑賞しました。
■そのDVDは1980年のウィーン国立歌劇場初の大規模な来日引越し公演、20世紀を代表する巨匠指揮者カール・ベームの「フィガロの結婚」です。歌手陣は当時望み得るベストメンバーです。そのためちょっと年齢層が高めではありますが、そんなことどうでもいいくらいとにかくすばらしい!!(ちなみに合唱団員も年齢層が高い!)
■この公演があったとき、私はたしか中3。当時モノラルのラジカセしか持っていませんでしたが、FM生中継をエアチェック。そのあとのTV放送では初めて観るオペラに感動!!高校に上がってミニコンポを買ってもらったあとはFM再放送をステレオで再録音。何度も何度も聴き込みました。
■舞台の物音や大きめに収録されているプロンプターの声など、耳に焼き付いていました。久しぶりにこの公演を映像付きで鑑賞でき、当時の感動が再びよみがえりました。
■その後のウィーン国立歌劇場の来日公演やメトロポリタンの来日公演など、結構、「フィガロの結婚」の実演にも接してきましたが、1980年のウィーン国立歌劇場来日公演以上のものはありません。
■このDVDは世界的にも貴重な芸術遺産になることと確信します!!ぜひ!

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2007年04月04日

ショルティのベートーヴェン

■年度末の忙しさが少し和らいだところで、新しいCDを物色。「20世紀の巨匠〜サー・ゲオルグ・ショルティの芸術」の中からベートーヴェンの第九とミサ・ソレムニス。第九はLP盤以来。「ミサソレ」は初めて。
■いずれも骨太の堂々たる名演。交響曲は後にデジタル録音でも全集を完成させていますが、男性的力強さ、集中度の高さにおいて、この旧盤が断然GOOD。実は、私のベートーヴェンの交響曲はショルティの演奏から始まりました。中学生のとき、景品でもらったラジカセ(モノラル!)でクラシック音楽を聴き始めたのですが、最初に買ったカセットテープがショルティの「運命」と「田園」。この演奏でとくに「田園」が好きになりました。その後、実に様々な「田園」を聴いてきましたが、ショルティのが一番ではないかと思っています。ただし、カセットテープ以来、その演奏を聴いていませんので、記憶が乏しいのですが。
■第九は高校生のときにLPを購入。当時はカラヤンのに次いで好きな演奏でした。合唱がとくに気に入っていました。それと第2楽章の反復。以前は楽譜どおりの反復を省略することが多かったのですが、ショルティは原典主義の第一人者。この第2楽章の反復が新鮮でした。(実演では当時、毎年年末に聴きに行っていた朝比奈隆の第九がこの反復を行っていました。)
■この「ミサソレ」は初めて聴きますが、なんと輝かしく力強い演奏でしょう。健全で明るい光に照らされたような演奏(???)。ポップ(ソプラノ)が圧倒的にすばらしい歌唱を聴かせてくれます。はじめのうちは傑出しすぎていてちょっと浮いたような歌唱でしたが、だんだんと馴染んでいきます。テナーはちょっと非力。
■この「ミサソレ」のCDには少し気になることがあります。2枚目のトラック4以降、つまり第5曲「アニュス・デイ」で、左右の音が反転します。これは従来からそうなっていたのでしょうか?それとも今回のシリーズのCDに限ったことでしょうか?あるいは不良品?それともこういう演出?ヘッドホンで聴くときにはヘッドホンを左右逆に装着しなおせば済みますが、スピーカーで聴くときはスピーカーを左右入れ替えるか、コードを付け替えなければ!!(←別にそこまでしなくても鑑賞には耐えられます。)

20世紀の巨匠〜サー・ゲオルグ・ショルティの芸術






(↑ヴェルディは入っていない)
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2007年02月25日

ネトレプコの『椿姫』

■この2月は出張が多く、今週後半も出張でした。今回のお供は『椿姫』。最近、ヴェルディをよく聴いています。で、今回のはゲオルギューのもの。ショルティ指揮でのライヴ録音。
■風呂に入った後、ゆったりとした気分でCDウォークマンで聴きながら、消音したTV映像を観ていると、NHK BS2でなにやらオペラが始まりそう。字幕で指揮者がカルロ・リッツィとあり、舞台は真っ白で殺風景。「これは、ひょとして、一昨年のザルツブルク音楽祭で話題になった『椿姫』では?」と、聴いていたCDウォークマンを止めて、TV音声を聴きました。やっぱり!
■ネトレプコの『椿姫』については、CDが発売されたときに試聴した感想を書きました(こちら)。あまりいいこと書きませんでしたが、映像で観ると印象が違います。なんといってもネトレプコ、美人!!音楽に関係ないと言われるかもしれませんが、やっぱり、こんな美人だと好印象。ヴィラゾン(アルフレード)は逆で、見栄えはイマイチですが、"歌い方"に好印象。こんなテノールの歌う『オテロ』を聴いてみたい。ハンプソン(ジョルジョ)については言うことなし。今やこの人しかないでしょう。
■演出はいまどきのヨーロッパでの流行。古典的ではありません。私としてはダメ。けど、客観的にはレベル高そう。ネトレプコがあの横に広大なザルツブルク祝祭大劇場の舞台を右に左に走り回ります。よくあれで歌えるなと感心します。ネトレプコの"声"以外にも持てる魅力(容姿、若さ)を最大限に引き出した舞台だと思います。
■夜も更け、第2幕第2場で部屋の明かりを消して、聴きながら就寝。ということで、後半は観てません。


出張のお供にしたCDはこれ
↓↓↓↓↓
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2006年12月22日

今年のマイベストCD

■一部の間で権威ある(?)レコードアカデミー賞が発表されたようですね。
2006年度 第44回「レコード・アカデミー賞」

■大賞のカイベルト指揮の「リング」。これはもう、まったくの別格ですよね。オペラではティーレマン指揮の「パルジファル」、アーノンクール指揮の「ツァイーデ」など、いろいろいいのがあったのに。今年のオペラのCDはちょっと分が悪い。
■ところで、まったく権威のない、今年のマイベストCDを紹介しておきましょう。(順不同)


ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」/スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ、ザールブリュッケン放送交響楽団

新鮮かつ抜群の安定感。声楽が高水準。バリトン独唱だけでも聴く価値あり。


ホルスト:惑星(冥王星付き)/サイモン・ラトル、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

成熟したオケの響き。派手さよりも叙情性に惹かれます。冥王星が「惑星」から外される直前の発売。


モーツァルト:ピアノ協奏曲第17番・第21番/マウリツィオ・ポリーニ、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

透きとおった響き。幸福な気分になります。


ワーグナー:舞台神聖祭典劇「パルジファル」全曲/クリスティアン・ティーレマン

ティーレマンのワーグナーは、これこそドイツロマン!と感じさせてくれる。ドミンゴのワーグナーをはじめて聴きましたが、なかなかいい。


モーツァルト:レクイエム/クリスティアン・ティーレマン

久々に聴き応えのある「モツレク」。合唱も上手い。
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2006年10月24日

秋なのに

■秋はオペラの季節。しかし、早寝をすると聴く時間がありません。そこで、もっぱら1枚もののCD鑑賞。最近出たティーレマン(指揮)のモツレク(=モーツァルト作曲の「レクィエム」)たいへんGOODです。そこでティーレマンのをと「カルミナ・ブラーナ」も購入。こちらもなかなかGOOD。夏前に買った「パルジファル」もすばらしかった。ということで、しばらくはティーレマンに注目!
■そういえば今年のバイロイト音楽祭ではティーレマンが「指環」を。ライヴ録音のCDが出るのでしょうね。初版は高そう。でもすごく興味あります。CD買うの高いのでラジカセでも買って年末のNHK FMを録音という手もある。けど、そういうの苦手。私、マメでないので。。。

※ちなみに「指環」(=ワーグナー作曲の舞台祭典劇「ニーベルングの指環」)は、4つの楽劇からなっていて、CDにすると大体14枚程度になる超大作です。CDが発売されれば30,000円くらいか?

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2006年08月26日

スッキリしないのは・・・

■冥王星がハズされて惑星が8個になってスッキリしたところですが・・・
■あっ、スッキリしないのが!!
■最近リリースされた、現在最高の組み合わせ、サー・サイモン・ラトル指揮するベルリン・フィル演奏の「惑星」のCD。2枚組みの1枚目が有名なホルスト作曲の組曲「惑星」に指揮者との親交もあるというコリン・マシューズ作曲の「冥王星」を加えたもの。2枚目が小惑星「セレス」をはじめとした、宇宙に関係のある作品4曲。
■せっかく、ホルストの「惑星」のあとに「冥王星」を付け足したのに・・・国際天文学連合(IAU)の発表が数ヶ月早ければ、このCD、1枚目にホルストの「惑星」、2枚目に宇宙に関連する作品5曲となったであろうに。


■ところで、このCD、ホルストの「惑星」に関してはなかなかの名演。指揮者の豊かな音楽性、オーケストラの名人芸、聴いていて深い感動を覚えます。録音も優秀です。ぜひ。
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