2011年12月15日

今年のベストCD

■今年の話題といえば何といっても大震災。そこで、今年のベストCDとして選んだのは、メータ(指揮)がドイツで行ったチャリティーコンサートのライヴの第九。確か、このCDの売り上げも寄付に回されるとか。

■演奏はオーソドックスそのもので、最近流行りのヘンなベートーヴェンとは違って、安心して聴くことができます。第九の前にバッハのアリアが収録されています。第九演奏後には拍手入り。
■今年の年末はやっぱりこの第九だね!
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2010年03月16日

ベームのベートーヴェン

■先月、定評のあるガーディナーのベートーヴェン交響曲全集が廉価で再発売となりました。この機会に私も購入してみました。発売以来ずっと気になっていた全集ですが、ようやく聴くことが出来ました。
■第1番、第2番ではなかなか聴き応えのある演奏と思い、以降に期待していましたが、聴き進むにつれて、テンポ設定に疑問を感じるようになり、またライヴ録音なのかどうか分かりませんが、細かいミスが散見されるのが気になり出し、第9の独唱の歌い方に不満を覚えるといったように、何かしっくり来ない演奏でした。
■どうにも治まらないので、なぜか久々にベームの全集を取り出しました。聴き出すと何という安定感!また、今回改めてウィーン・フィルの絶妙な歌いまわし(ベームの指示かどうかは分かりませんが)が心地よく感じました。やはりこのオケのよさを十分に引き出せたのはベームが最後だったのか!
■と言うわけで、そこから端を発し、今はベームの録音を聴き続けています。昨年、ベートーヴェンのミサ・ソレムニスを合唱団で歌ったのですが、練習時に様々な録音を聴いたのですが、なぜかベームのは聴いていませんでした。昨日はベームの「ミサソレ」を聴き、感心しました。
■まあ、音楽は聴くときの心境や体調によって合うとき合わないときがあるでしょうから、また日を改めてガーディナーも聴くことにします。そしてまたしばらくベームのを聴かなくなるかもしれません。
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2009年08月17日

夏休みの音楽鑑賞の宿題に標題音楽はいかが?

■今年に入ってベートーヴェンの「ミサ・ソレムニス」を歌うことになってからというもの、音楽といえば「ミサ・ソレムニス」で、他の曲はあまり聴いていません。とくにこの2ヶ月間は「ミサ・ソレムニス」しか聴いていないかもしれません。本番が終わってからは、新しく出たラトル&ベルリン・フィルのブラームスの交響曲全集を聴きまくりました。先週末からは他のものも聴こうと、あれこれ聴くようになりました。
■そして、今聴いて感動しているのがR.シュトラウスの「アルプス交響曲」。ルイージ指揮のドレスデン国立管弦楽団の演奏です。温かみのある音で深々とした呼吸の感じられる演奏です。心が満たされます。
■ところで、毎年、夏休みになると、「天体観測」、「クラシック音楽鑑賞」関係のキーワード検索での私のWEBサイトへのアクセスが増える傾向にあります。夏休みの宿題がらみでしょう。残念ながら、それにお応え出来る内容は掲載しておりません。
■夏休みも残すところ約2週間。うちの子もいよいよ「この調子で間に合うかな?」と心配になってきました。私のWEBサイトも今日になってアクセスが多くなってきました。どこも追い込みに入ってきたようです。
■「アルプス交響曲」を聴きながらふと思ったのですが、音楽鑑賞の宿題ではこのような「標題音楽」が、比較的感想文を書きやすいのではないでしょうか?そこで、「標題音楽」に関する記事を書こうかとも思いましたが、安直に、フリー百科事典「ウィキペディア(Wikipedia)」へのリンクを張っておきます。
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「標題音楽」

■いろいろな曲が紹介されていますね。この中で私のお勧めは次のとおり。順番は作曲年代順。各曲名には私のお勧めするCDへのリンクを張っています。
@ヴィヴァルディ「四季」

Aベートーヴェン「田園」(交響曲第6番)

Bベルリオーズ「幻想交響曲」

Cサン=サーンス「死の舞踏」
Dデュカス「魔法使いの弟子」
ER.シュトラウス「アルプス交響曲」

ほかに紹介されている有名なものとして、ムソルグスキーの「展覧会の絵」がありますが、それぞれどんな絵かを知ることが出来ないので、今回の趣旨には不適と思います。また、R.シュトラウスの作品は短く親しみやすそうなのもありますが、これも原作を知らないと理解しにくいと思います。「アルプス交響曲」は直感的に情景を思い浮かべることが出来ます。
■CDを選択する場合、Aは、同じ作曲家の交響曲第5番「運命」とのカップリングのものがいいでしょう。C、Dは短い曲なので、他に何かのメインの曲にくっついているものが多いと思います。上記C、Dのリンク先のCDはいずれもメインがサン=サーンスの「オルガン交響曲」となっていますが、ちなみに、この曲のお勧めCDはDのリンク先です。
■また、上記の一部の曲も含んだ標題音楽等に絵をつけたアニメ映画の傑作「ファンタジア」というのもあります。

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2009年02月25日

アーノンクールとアルノルト・シェーンベルク合唱団

■昨日は久しぶりに梅田に出たのでCDショップに立ち寄りました。お目当てはアーノンクールの「四季」(ハイドン作曲)。試聴が出来たので、早速聴くことに。いつもながらの純度の高い演奏と感じましたが、今ひとつ心に響くものがありませんでした。もう少しキビキビした演奏を期待していました。結局、購入せず。



ハイドン:オラトリオ「四季」(全曲)/ニコラウス・アーノンクール、ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス

■期待の新譜が今ひとつだったので、同時期に出たカラヤンによる「四季」(国内盤全曲初CD化)のほうを購入しようと思いましたが売り切れ。こちらのほうが人気なのか?(たぶん、仕入れの数が違うのでしょう。)おかげで(?)この日の出費はジャンボ宝くじだけにとどまりました。



ハイドン:オラトリオ「四季」/ヘルベルト・フォン・カラヤン、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
■アーノンクールに話を戻すと、彼は以前からアルノルト・シェーンベルク合唱団をよく起用しています。この合唱団は非常にハイレベルなアンサンブルを聴かせてくれます。両者共演のお気に入りCDを紹介しておきます。いずれも一般的とは言えません(というか、たいそう個性的です)が非常に完成度の高い演奏です。とくに合唱がすばらしい。それぞれの曲を聴くというよりも合唱を聴きたいというときに聴きます。録音もよく、合唱特有の「空気感」も伝わってきます。ヴェルディのほうは曲によって合唱団の配置を変えるというこだわりようです(ライヴなのですが舞台ではどういう動きをしたのでしょう?)。



モーツァルト:レクイエム/ニコラウス・アーノンクール、ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス




ヴェルディ:レクイエム/アーノンクール&ウィーン・フィル [SACD Hybrid]


こんなのも。三重協奏曲(これもすごい名演!!)がメインですが、合唱幻想曲もそれに劣らずすばらしい。
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Beethoven: Choral Fantasy; Triple Concerto
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2009年01月26日

ルイージのベートーヴェン/ミサ・ソレムニス(DVD)


■最近、合唱団に復帰して「ミサ・ソレムニス」に取り組んでいます。この曲は好きな曲で一度歌いたかったのです。CDではいろいろ聴いてきました。DVDではカラヤンが1979年の復活祭で演奏したのを観て大変気に入りました。でも、合唱重視で聴こうとすると、やっぱり、旧東ドイツのライプツィヒかドレスデンの合唱団が聴きたくなります。西のバイエルンもいいのですが(C.デイヴィスのCD、クーベリックのDVDがあります)。
■CDでは目ぼしいのがないので、当DVDを購入。第二次世界大戦時の空襲で崩壊した教会を再建したときの記念演奏会のライヴです。演奏会場となった教会内部は大変美しく明るいので、全体に暗い前記カラヤンのDVDと対照的です。
■演奏はやっぱり合唱がいい。曲の最後に合唱をハミングで少しだけ伸ばす箇所があり、現地で聴いたら最高だろうなと思います(ちなみに、このやり方、以前、コバケンこと小林研一郎氏の指揮で「モツレク」や「ヴェルレク」を歌ったときによくやっていました)。しかし、演奏は全体にふわっと終わらせることが多く、ちょっと間延びする印象も受けます。演奏全体ではまずまずといったところ。とはいえ、このDVDは上手い合唱と美しい映像が魅力であります。
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2008年11月23日

お勧めの第九CD

■私は合唱団をやめてから久しく、「年末=第九」の感が乏しくなっております。コンサートにも行かないし。巷ではどうなのでしょう?一時期よりも騒がなくなっているようですけど。。。
■でも、急に思い立ち、私お気に入り(=お勧め)の第九のCDを紹介します。
■まずは、スクロヴァチェフスキ。今のところ、最も気に入っています。最近の流行でノン・ヴィヴラート奏法を意識しているようですが、表現は20世紀的な要素も多く含まれています。斬新さと伝統がいいバランスで融合しています。声楽の出来も特筆モノです。とくにバリトン独唱は一聴の価値があります。



ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」/スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ、ザールブリュッケン放送交響楽団


■次は定番。バーンスタイン。細部の出来はほどほどですが、全体としての雰囲気が私の中では一番「第九らしい」。(←すごく抽象的)説明しようとすると粗が出てきて「で、何でこれがいいの?」となりそうです。でも、いいのです。巷での評価も高い(高かった?)ですので、やっぱりいいのです。



ベートーヴェン:交響曲第9番《合唱》/レナード・バーンスタイン、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団


■感性(右脳)で聴いていいのがバーンスタインだとすれば、左脳で聴いていいのはアバド(最新盤)です。これは賛否両論(否が多いかな)の演奏です。ベルリン・フィルの高度な演奏能力をフルに発揮しています。合唱がまたすばらしいです。

↓全集でしか手に入らないようです。第九に関しては音源はどちらも同じです。音のつくりは違っています。上のほう(なぜか画像が大きい)がすっきりしていて私は好きです。



ベートーヴェン:交響曲全集/アバド、ベルリン・フィル




ベートーヴェン:交響曲全集/クラウディオ・アバド、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団


■私の昔からのお気に入りを2つ。ショルティ(旧盤)とベーム(旧盤)。これらも、一般には評価が低いようです。いずれも第九を聴きなれた耳には新鮮味がなく、つまらないかもしれませんが、オーソドックスそのもので規範的、普遍的で末永く聴かれるべき演奏だと思います。



ベートーヴェン:交響曲第9番《合唱》/サー・ゲオルグ・ショルティ、シカゴ交響楽団




ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」/ベーム指揮、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 他


■意外なところでムーティ。奇をてらうところがなく、穏当な表現。刺激はありませんが、フィラデルフィア管の合奏力がすばらしく、ムーティ特有の流れのよさがあります。声楽も高水準。
(残念ながら@TOWER.jpでは扱っていないようです)

■最後に私の最も好きな指揮者のカラヤン。数種類ありますが、合唱重視の方にはどれもお勧めできません。どれも悪名高いウィーン楽友協会合唱団だからです。私は合唱を聴きたいときはほかのを聴きますが、やっぱりカラヤンの演奏の魅力があるので、カラヤンのをよく聴きます。で、どれがいいかというと、どれもいいのです。それぞれ違ったよさがあります。

60年代のものは美声ぞろいの独唱が気に入っています。



ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」@カラヤン/BPO□ヤノヴィッツ(S)他


70年代のものは引き締まった筋肉質な演奏が魅力です。(これが一番好きかな)



ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」@カラヤン/BPO ウィーン楽友協会cho. トモワ=シントウ(S)バルツァ(A)シュライアー(T)ダム(Br)


80年代のものはオケの総合力に圧倒されます。声楽は一番ダメです。



ベートーヴェン:交響曲第9番《合唱》/ヘルベルト・フォンカラヤン、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団


来日公演のライヴは70年代のスタジオ録音盤とよく似ています。ライヴ特有の熱気があり、これが一番勧められます。でも、冒頭のカラヤンのメッセージ(貴重かもしれませんが、音楽のCDには不適)と、演奏後の絶叫混じりの拍手(非常に聞き苦しい)が余計。



カラヤン普門館ライヴ1979〜ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」


※画像が大きいものがありますが提供元(@TOWER.JP)の都合によるもので、他意はありません。
※@TOWER.JPにないものは、下記でも検索してみてください。
amazon.co.jp
HMV

また、次のようなものもあります。


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2008年09月04日

ムーティ&ウィーン・フィルによるモーツァルトの交響曲

■昨日の書き込みが日付を越えてしまっていたので、これが本日2回目の書き込みになってしまいました。本日94日は「ック音楽の日」だったそうです。皆さんご存知でしたか?
■さて、先日CDショップに行くと颯爽としたモーツァルトがバックに流れていました。とてもキビキビと躍動的な演奏でした。で、どんなCDかと見てみると、ムーティ指揮ウィーン・フィルによる1990年代前半頃に録音された一連の後期交響曲集の1枚でした。このたび、それがあのSHM-CDで再発売されたのでした。
■私はモーツァルトの後期交響曲集というと、ベーム盤かカラヤン盤が所有CDの中でお気に入りなのですが、じつはこのムーティ盤をもっとも注目しているのです。この盤の存在を知ったときは輸入盤でバラ売りされていたのですが、輸入盤にしてはやや高かったので、「いつかはセットで安く出るだろう」と、手を出さなかったのです。それが、さらに高価なSHM-CDで出るとは!
■SHM-CDの音質については以前このブログに書き込みました。私の拙耳ではその音質の違いがよく分かりません。なのでわざわざ高価なSHM-CDを買おうとは思わないのです。
■「やっぱり、セットで安く出る日を待とう!」、さらに「そのときには曲を順番どおりに並べ替えてほしい!!」
■でも、皆さんは音質の優れたSHM-CDを買ってね。ほれ、下記をクリック!!マジで演奏は超おすすめですよ。


■ちなみに私は後期交響曲集から40番と41番を抽出してカップリングされたCDは持っております。今は手に入らないか?
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2006年12月22日

今年のマイベストCD

■一部の間で権威ある(?)レコードアカデミー賞が発表されたようですね。
2006年度 第44回「レコード・アカデミー賞」

■大賞のカイベルト指揮の「リング」。これはもう、まったくの別格ですよね。オペラではティーレマン指揮の「パルジファル」、アーノンクール指揮の「ツァイーデ」など、いろいろいいのがあったのに。今年のオペラのCDはちょっと分が悪い。
■ところで、まったく権威のない、今年のマイベストCDを紹介しておきましょう。(順不同)


ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」/スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ、ザールブリュッケン放送交響楽団

新鮮かつ抜群の安定感。声楽が高水準。バリトン独唱だけでも聴く価値あり。


ホルスト:惑星(冥王星付き)/サイモン・ラトル、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

成熟したオケの響き。派手さよりも叙情性に惹かれます。冥王星が「惑星」から外される直前の発売。


モーツァルト:ピアノ協奏曲第17番・第21番/マウリツィオ・ポリーニ、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

透きとおった響き。幸福な気分になります。


ワーグナー:舞台神聖祭典劇「パルジファル」全曲/クリスティアン・ティーレマン

ティーレマンのワーグナーは、これこそドイツロマン!と感じさせてくれる。ドミンゴのワーグナーをはじめて聴きましたが、なかなかいい。


モーツァルト:レクイエム/クリスティアン・ティーレマン

久々に聴き応えのある「モツレク」。合唱も上手い。
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2006年02月06日

カラヤン、サイコー(再考、最高)

ここ2、3日の間、カラヤンのCDをまとめて聴いています。新しいサイトになってあまり大きく取り上げていませんでしたが、実は私は大のカラヤン好きなのです。

といっても、最近はあまり聴いていませんでした。とくにきっかけもなかったのですが、2、3日前からはカラヤンばかり、それも1970年代のEMIへの録音ばかり聴いています。

いろいろ思うところもあり、WEBサイトに特集記事でも書こうかなとも思いましたが、今はとにかくじっと聴いていたい気分です。

とりあえずサイコーです。

更新は後ほど。。。いつになるやら。。。
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2005年12月12日

最近はベートーヴェンばかり聴いています

このところ、ベートーヴェンばかり聴いています。立て続けに購入したセット物CDに大変満足しています。最近は仕事が忙しく、息抜きのように音楽を聴いています。そのため、覇気に富んだ演奏よりも力を抜いた自然な演奏が心地よく響きます。

1つは弦楽四重奏曲全集。ドイツの最古の伝統を誇るゲヴァントハウス四重奏団のもので、豪華な箱に入っています。分厚い解説書も入っていますが、日本語ではないので、まったく内容が分かりません。

演奏は、おとなし目で、まったく気負いのようなものが感じられません。普段着のままの演奏といった感じです。同曲全集のCDの中での一般の評価でどのような位置づけの演奏かは分かりませんが、私はこの自然な演奏が気に入りました。

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もう1つは、ピアノ協奏曲全集。R.ゼルキンのピアノ、小沢征爾指揮/ボストン交響楽団のもの。R.ゼルキンの同曲全集はORFEOレーベルからクーベリック指揮/バイエルン放送交響楽団との共演によるものが最近発売になり、話題となりました。実はこれを買おうと思ってCDショップに行ったのですが、より録音状態のいい当CDが目に付いたので、こちらを購入しました。

R.ゼルキンのピアノは無駄な力の入っていない自然なものです。バックのオーケストラが非常に美しい音色なのがまた気に入りました。とくに温かみの中にも芯のあるティンパニの音が気に入りました。これは私の所有する同曲のCDの中でも1、2にランキングされるものになるでしょう。

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2005年11月21日

"グル様"の「椿姫」

最近出たネトレプコの「椿姫」。ザルツブルク音楽祭での評判はよかったようですが、CDを試聴した限り、今ひとつの感があります。指揮が凡庸。ネトレプコも高音域の伸びはすばらしいのですが、低音域の発生方法が気になります。また、少々引きずり気味で、伴奏もこれにつられがち。全体に音楽に精彩が欠けます。

「椿姫」はなかなか思うようなCDがありません。気になっていたのが世紀の名ソプラノ"グル様"、そう、グルベローヴァの「椿姫」。これまでずっと探していたけど見つかりませんでした。ところが、このたび、ネトレプコのが出たあと、これも店頭に並んでいました。すぐに購入。

指揮はネトレプコ盤と同じくカルロ・リッツィですが、こちらでは元気溌剌とした指揮ぶりです。特に合唱が加わる部分では一段と元気になり、テンポも速くなりがちです。この指揮者、結構、その場の雰囲気に流されやすいのでは?

グルベローヴァはいつもどおり明るめの声で、非常に艶があります。高音域の力強さにおいてはネトレプコの方が勝っているかもしれませんが、全体的なまとまり、安定感においてはグルベローヴァが圧倒的にすばらしいです。椿姫にしては少々明るすぎでは?という疑問もあり、往年の大ソプラノのスコットなどと比べると、声による感情の表出といった面でも少し劣りますが、美しい声の魅力には抗し難いものがあります。

他の共演者もシコフ(アルフレード)、ザンカナロ(ジョルジョ)等、理想に近いものです。

ようやく、「椿姫」の愛聴盤ができました。

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