2013年06月16日

朝比奈隆&新日本フィルのベートーヴェン/第九&「ミサ・ソレムニス」

■先日、久しぶり(半年ぶりくらいか?)にタワーレコードに行ったとき、店内に第九が流れていました。とくに印象的な演奏ではありませんでしたが、それとなく誰の演奏かとのぞき見ると、朝比奈隆のものでした。そしてそのCDをよく見ると、私の大好きな「ミサ・ソレムニス」と合わせた3枚組でした。「朝比奈の「ミサソレ」聴いてみたい!!」さらに「タワーレコードオリジナル企画」、「限定発売」、「値段2,000円」。で、買っちゃいました。
■朝比奈の第九はクラシックに興味を持ち始めた頃から毎年年末にフェスティバルホールで聴いていました。大学に入った頃からはその習慣はなくなりました。就職後、何年かたった頃、ふと、朝比奈の年末の第九を聴きに行ったことがあります。その時は、第1楽章からソリストも入場しておりました(演奏よりもそのことが印象に残っております)。演奏の方では、テノール独唱〜男声合唱の箇所、非常にゆっくりしたテンポでしたが、妙に感動しました。
■朝比奈の第九、第1楽章はもちろん、第2楽章もスケルッツォにしてはかなり堂々としていますが、第3楽章や第4楽章の歓喜の主題のところなど、意外に淡々としていた印象があります。このCDでは、第3楽章はゆったりした感じで、18分以上かけていますし、第4楽章の歓喜の主題の箇所はテンポは速めですが、思っていたほどのそっけなさはありません。全体にオケの鳴りっぷりがいいです。合唱は優秀。独唱はバリトンの出だしがちょっと弱い。また、すべての反復を実行するのも朝比奈の特徴。
■「ミサソレ」は予想以上のかなりの名演。日本人の演奏とは思えない、と言えば怒られますね。「堂々としている」とか、「スケールの大きな」といった形容が予想されますが、聴いての印象は「自然な演奏」。気負い、力みなどなく、演奏者の意思といったものまでも感じられず、音楽がすっと体の中に入ってくるような演奏です。聴いている途中も、聴き終わった後も、何か心の中が満たされるような感じです。合唱は量感はあまりないですが、非常に優秀。独唱も皆立派。テノール(市原多朗)も日本人離れしています。ライヴならではの演奏の傷もありますが、気になりません。
■録音は、まあまあ、といったところ。第九ではやや乾いた感じの音、「ミサソレ」ではホールの響きが感じられる音です。分離はあまりよくありません。どちらも演奏後の拍手あり。
■衝動買いにしては大成功でした。

同じ音源の(というか、もともとの)CDはamazonでも手に入ります。高いけど。



タワーで買うのがいいでしょう。(今はタワーのアフィリエイトやってないので、リンクは貼っていません。)
posted by yahoon at 20:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 今日(最近)聴いたCD

2013年06月07日

ヘレヴェッヘ&シャンゼリゼ管弦楽団

■1年半ほどのご無沙汰です。ブログやってたのを思い出したかのように書き込みます。
■今日はヘレヴェッヘ&シャンゼリゼ管弦楽団の演奏会に行ってきました。
古楽の愉しみ
フィリップ・ヘレヴェッヘ指揮
コレギウム・ヴォカーレ&シャンゼリゼ管弦楽団

■じつは「ジュピター」生で聴くの初めてでした。今日は体調がすぐれないこともあって、半分眠りながらの鑑賞でした。とくに可もなく不可もなくといった印象でしたが、全体の一体感が感じられる好感のもてる演奏でした。会場の盛り上がりもあり、アンコールで第3楽章が演奏されました。で、拍手しながら徐々に、「よく考えると結構な名演だったなー」と思うに至り、休憩時間にちょっと高かったけど、後期3大交響曲のCD買ってしまいました(会場先行発売)。
■後半の「レクィエム」。以前、CD所有していましたが、きれいな演奏だけどあまりインパクトがなく、「ベネディクトゥス」の途中で鳴るラッパの鳴らし方が気に食わず、手放していました。今日の演奏、合唱が素晴らしいのは十分に予想していましたが、オケが意外にもアグレッシブ(といってもオーソドックスな演奏の範疇)な好演を行っており、さらにさらに独唱の面々がとにかく素晴らしかった。「ベネディクトゥス」のラッパは同様の鳴らし方でしたけど、実演で聴くと妙に説得力がありました。「ディエス・イレ」のバス合唱「クワントゥス・トゥレモル〜」の箇所、気のせいかもしれませんが1オクターヴ下をうたっている人がいるような、地の底から響いてくるような感じを受けました。あと、「ラクリモーサ」の初めの方、淡々としすぎていたし、pでの音量も大きめで少し興ざめでした。
■アンコールでは「アヴェ・ヴルム・コルプス」が演奏され、これも大変美しく素晴らしかった。出だしで「アヴェ・ヴルム・コルプス」とは聞こえなかったのですが、まさか歌詞を変えていたとは考えられないので、私の耳が悪かったのでしょうか?
■総じていい演奏会だったと思います。メインを2曲聴いたようで得したような気もします。
■また、今日は最近では珍しく、いい席(1階中央やや前寄り)で聴けたのもよかった。列の中央部なので出入りするのにちょっと苦労しましたが。ただ、やっぱりこのホールは響きがいまいちのような気がします。舞台のところで音がこもっており、それを外から聴いているような感じがします。なのでとくに舞台後方の管楽器の音が聴こえにくかったように思います。けど、ソリストや合唱はよく聴こえたなー・・・?2曲ともちょっと弦楽器が目立っていた印象。各楽器、あと1プルトずつ減らした方がもう少し新鮮な響きが聞けたかも・・・

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交響曲第39番、第40番、第41番『ジュピター』 ヘレヴェッヘ&シャンゼリゼ管弦楽団(2CD)(日本語解説付)
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CDの方が今日の演奏会よりも楽器のバランスがいいように思います。やっぱりホールのせいか?耳が実演よりCDの音に慣れているのか?

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Requiem: Herreweghe / Champs Elysees O モーツァルト(1756-1791) ( Wolfgang Amadeus Mozart )
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posted by yahoon at 00:45| Comment(0) | TrackBack(0) | コンサートの感想