2012年04月27日

ティーレマン&ウィーン・フィルのベートーヴェン/交響曲全集

■昨年の新譜で、少々話題が古いですが、最近になってよく聴いています。
■昨年は後半になって注目すべきベト全が2セットリリースされました。一つはシャイー&ライプツィヒ・ゲヴァントハウスO、もう一つがこれ。
■前者はクセの強い演奏で、私にはまったく受け入れられませんでしたが、ライプツィヒ・ゲヴァントハウスOの音はたいへん魅力的でした。最近、増えすぎたCDを整理した際に売り払いました。
■ティーレマンのはどうかというと、これも今ひとつの感があり、処分しようかどうしようか迷いましたが、これもまた、ウィーン・フィルの音がとても魅力的なので、こちらはもうしばらく手元に置いておくことにしました。
■演奏のほうは、シャイーのようなクセの強いものではなく、どちらかといえば穏当なのですが、テンポの動きが気になります。「テンポを動かす」というよりは、「テンポが不安定」といった感じです。変なところで加速したり、繰返しでテンポが違ったり。また、アインザッツとかはあまり気にしていような感じも受けます。この演奏を一言で言うと「ゆるい演奏」ということになります。
■ただ、この「ゆるさ」がウィーン・フィルの音とマッチしているのか、なんとも言えない魅力を感じるのです。そして、結局、手放せなかった。。。録音技術の進歩によるところが大きいのでしょうが、ウィーン・フィルにとって前回のラトルや前々回のアバドは、細かい指示を出されたために、十分に魅力を発揮できなかったのではないかとも思えます。
■最近、このセットをよく聴くようになって、上記の「魅力」のほうが大きくなってきました。また、演奏も、やはりテンポが気になりますが、なかなかズシリとした聴き応えも感じるようになりました。もうしばらく聴き込んでみたいと思います。
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交響曲全集 ティーレマン&ウィーン・フィル(6CD)
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一応、紹介しておきます。
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交響曲全集、序曲集 シャイー&ゲヴァントハウス管弦楽団(5CD)
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posted by yahoon at 22:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 新譜の感想

2012年04月12日

ショルティ&ウィーン・フィルの「オテロ」

■久しぶりにオペラのCDを仕入れました。35年ほど前の録音ですが、聴くのは初めてです。
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『オテロ』全曲 ショルティ&ウィーン・フィル、コッスッタ、M.プライス、他(1977 ステレオ)(2CD)
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■同曲の私のお気に入りとしては、カラヤン&ウィーン・フィル&デル=モナコ盤、マゼール&スカラ座&ドミンゴ盤があります。前者は稀代のオテロ歌いであるデル=モナコとカラヤンが組んで、さらにオケが絶頂期のウィーン・フィルという、超豪級の言わずと知れた名盤。後者はオペラ映画のサウンドトラックとして録音されたもので、最盛期のドミンゴが「今しかない!」と切望して録音したもの。指揮はドタキャンしたC.クライバーに代わってマゼールが担当。この盤はドミンゴもさることながら、スカラ座のオケ、合唱も聴きもの。録音もいいのですが、歌手の声がやや小さく録られているのが惜しまれます。
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『オテロ』全曲 カラヤン&ウィーン・フィル、デル・モナコ、テバルディ、他(1961 ステレオ)(2CD)
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歌劇『オテロ』全曲 マゼール&スカラ座 ドミンゴ、リッチャレッリ、ディアス、他(2CD)
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■ショルティ&ウィーン・フィル&コッスッタ盤は、主役がデル=モナコやドミンゴと比べると当然、分が悪いですが、その分、バランスがいい。「オテロ」という "オペラ" を聴くにはこの盤のほうがいいかもしれません。他の歌手も適材適所の声質で、出来に凸凹がない。また、ウィーン・フィルがかなり雄弁な演奏を繰り広げています。合唱も雰囲気満点です。録音もアナログ最後期の優れたもので、オケと歌手のバランスも丁度いい。
■いいCDに出会えました。
posted by yahoon at 18:59| Comment(0) | 今日(最近)聴いたCD