2009年08月17日

夏休みの音楽鑑賞の宿題に標題音楽はいかが?

■今年に入ってベートーヴェンの「ミサ・ソレムニス」を歌うことになってからというもの、音楽といえば「ミサ・ソレムニス」で、他の曲はあまり聴いていません。とくにこの2ヶ月間は「ミサ・ソレムニス」しか聴いていないかもしれません。本番が終わってからは、新しく出たラトル&ベルリン・フィルのブラームスの交響曲全集を聴きまくりました。先週末からは他のものも聴こうと、あれこれ聴くようになりました。
■そして、今聴いて感動しているのがR.シュトラウスの「アルプス交響曲」。ルイージ指揮のドレスデン国立管弦楽団の演奏です。温かみのある音で深々とした呼吸の感じられる演奏です。心が満たされます。
■ところで、毎年、夏休みになると、「天体観測」、「クラシック音楽鑑賞」関係のキーワード検索での私のWEBサイトへのアクセスが増える傾向にあります。夏休みの宿題がらみでしょう。残念ながら、それにお応え出来る内容は掲載しておりません。
■夏休みも残すところ約2週間。うちの子もいよいよ「この調子で間に合うかな?」と心配になってきました。私のWEBサイトも今日になってアクセスが多くなってきました。どこも追い込みに入ってきたようです。
■「アルプス交響曲」を聴きながらふと思ったのですが、音楽鑑賞の宿題ではこのような「標題音楽」が、比較的感想文を書きやすいのではないでしょうか?そこで、「標題音楽」に関する記事を書こうかとも思いましたが、安直に、フリー百科事典「ウィキペディア(Wikipedia)」へのリンクを張っておきます。
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「標題音楽」

■いろいろな曲が紹介されていますね。この中で私のお勧めは次のとおり。順番は作曲年代順。各曲名には私のお勧めするCDへのリンクを張っています。
@ヴィヴァルディ「四季」

Aベートーヴェン「田園」(交響曲第6番)

Bベルリオーズ「幻想交響曲」

Cサン=サーンス「死の舞踏」
Dデュカス「魔法使いの弟子」
ER.シュトラウス「アルプス交響曲」

ほかに紹介されている有名なものとして、ムソルグスキーの「展覧会の絵」がありますが、それぞれどんな絵かを知ることが出来ないので、今回の趣旨には不適と思います。また、R.シュトラウスの作品は短く親しみやすそうなのもありますが、これも原作を知らないと理解しにくいと思います。「アルプス交響曲」は直感的に情景を思い浮かべることが出来ます。
■CDを選択する場合、Aは、同じ作曲家の交響曲第5番「運命」とのカップリングのものがいいでしょう。C、Dは短い曲なので、他に何かのメインの曲にくっついているものが多いと思います。上記C、Dのリンク先のCDはいずれもメインがサン=サーンスの「オルガン交響曲」となっていますが、ちなみに、この曲のお勧めCDはDのリンク先です。
■また、上記の一部の曲も含んだ標題音楽等に絵をつけたアニメ映画の傑作「ファンタジア」というのもあります。

posted by yahoon at 23:55| Comment(0) | TrackBack(2) | おすすめCD

2009年08月10日

ラトル&ベルリン・フィルのブラームス/交響曲全集




ブラームス: 交響曲全集 / サイモン・ラトル, ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 [HQCD+DVD]

■ラトルはブラームスを比較的得意のレパートリーとしているようで、これまでには「ドイツ・レクィエム」、ピアノ協奏曲第1番(ピアノ:ツィメルマン)を録音しており、いずれもすばらしい演奏で、私のお気に入りのCDとなっています。そして、このたび、ようやく交響曲全集の録音が出てきました。
■ベルリン・フィルとのブラームスの交響曲ということで、偉大な先人たちとの比較は避けられないところですが、ここに聴かれる演奏は何の気負いも力みもなく、楽団員と共同でブラームスの作品に真摯に向かい合っているといった印象を受けます。
■アクセントを強調したり、ある部分では強いレガートで弾いて見せたり。これまでの録音で聴かれたようなラトル特有のメリハリのある演奏が聴かれます。また、所々で急に音を弱めて聴き手をはっとさせる部分がありますが、実演では効果的でしょうが、繰返し聴かれる録音ではいかがのものでしょう。といっても、演奏全体の評価を左右するほどのことではありませんが。
■カラヤンの「質実剛健な演奏」、アバドの「透明感があり歌心にみちた演奏」に対して、ラトルの演奏は「しなやかな演奏」と特徴付けられます。もちろん、どれがいいとかいったレベルははるかに超越しており、聴く人の好み、そのときの気分で聴き分けたらいいでしょう。
■ただ、録音(音質)については最新録音である本盤が音の情報量、解像度等、何をとっても圧倒的にすばらしいです。ちょっとどぎつめの音に聴こえるかもしれませんが、これはベルリン・フィル特有の音です。この辺は昔も今もあまり変わってないような気がします。そして、上にいろいろと書きましたが、結局はいずれも「ベルリン・フィルのブラームスを聴いた」という印象が強く残ります。
■なお、このCDには交響曲のみが収録されており、全集でよくある序曲や変奏曲とのカップリングはされていません。聴き手としてはいろいろ収録されているほうがありがたいのですが、交響曲にだけ集中しているという姿勢が伝わってくると好意的に受け止めます。
■また、日本盤のみ、4つの交響曲の実演のDVDが付いています。音は強奏でダイナミックレンジの頭打ちが感じられますが、音はCDで堪能できますので、ここではお互い信頼しあっている様子が伺える指揮者とオーケストラの好ましい情景や、見栄えのするオーケストラの演奏ぶりが楽しめます。
posted by yahoon at 21:10| Comment(0) | TrackBack(4) | 新譜の感想