2009年01月26日

ルイージのベートーヴェン/ミサ・ソレムニス(DVD)


■最近、合唱団に復帰して「ミサ・ソレムニス」に取り組んでいます。この曲は好きな曲で一度歌いたかったのです。CDではいろいろ聴いてきました。DVDではカラヤンが1979年の復活祭で演奏したのを観て大変気に入りました。でも、合唱重視で聴こうとすると、やっぱり、旧東ドイツのライプツィヒかドレスデンの合唱団が聴きたくなります。西のバイエルンもいいのですが(C.デイヴィスのCD、クーベリックのDVDがあります)。
■CDでは目ぼしいのがないので、当DVDを購入。第二次世界大戦時の空襲で崩壊した教会を再建したときの記念演奏会のライヴです。演奏会場となった教会内部は大変美しく明るいので、全体に暗い前記カラヤンのDVDと対照的です。
■演奏はやっぱり合唱がいい。曲の最後に合唱をハミングで少しだけ伸ばす箇所があり、現地で聴いたら最高だろうなと思います(ちなみに、このやり方、以前、コバケンこと小林研一郎氏の指揮で「モツレク」や「ヴェルレク」を歌ったときによくやっていました)。しかし、演奏は全体にふわっと終わらせることが多く、ちょっと間延びする印象も受けます。演奏全体ではまずまずといったところ。とはいえ、このDVDは上手い合唱と美しい映像が魅力であります。
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2009年01月21日

ドゥダメルのチャイコフスキー/交響曲第5番




チャイコフスキー:交響曲第5番/グスターボ・ドゥダメル、シモン・ボリバル・ユース・オーケストラ・オブ・ベネズエラ


■ドゥダメルとベネズエラ・シモン・ボリバル・ユース・オーケストラ。ベートーヴェンが出たときは、イマイチな感じでしたが、マーラーの5番ではまずまずと思い、今回のチャイコフスキーでは感心させられてしまいました。
■ゆったりとして情感豊かな演奏です。このアプローチ、曲にマッチしていると思います。ロシアでもヨーロッパでもない南米勢の演奏ですが、ブランドを気にしなければ第一に推薦できる演奏です。すばらしい。欲を言うと弦(とくに低弦)の分厚さが欲しいところです。
■ライヴ録音ですが、CD用に編集されているようで、キズが少なく終演後の拍手もありません。会場ノイズが少しあります。録音は最良とは言えず、音の分離が少し悪いように感じます。通常の鑑賞には何の問題もありません。
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2009年01月07日

ムターのメンデルスゾーン、レーピンのブラームス

■昨年末にヴァイオリン協奏曲の注目盤が2つリリースされました。
■ムターのメンデルスゾーンはカラヤンとの名盤がありますが、表現は深みを増しており、ムター ファンにとっては必聴の名演といえましょう。ただ、マズア指揮のライプツィヒ・ゲヴァントハウス管の表現が穏当に過ぎ、大変物足りなく感じます。全体的な仕上がりではやはりカラヤンとのほうがいいように思います。また、協奏曲の後に収録されている室内楽は演奏は別として、曲による音場の造りに一貫性がなく、新譜にしては寄せ集め的な印象を受けます。



Mendelssohn: Violin Concerto Op.64, Piano Trio Op.49, Violin Sonata F major / Anne-Sophie Mutter, Kurt Masur, LGO, etc

■レーピンのブラームスはスケール感はあまり感じられませんが堂々としていて充実した演奏だと思います。カップリングの二重協奏曲では私の好きなモルク(チェロ)との共演です。ここでのモルクも期待していたよりこじんまりとした演奏で少し物足りなさが残ります。こちらのCDもライプツィヒ・ゲヴァントハウス管です。指揮はシャイー。ここではオケの音が短く切られ気味でややせかせかした印象です。音の出し方も繊細さに欠けるきらいがあるように感じます。録音もややケバケバした感じです。



ブラームス:ヴァイオリン協奏曲&二重協奏曲/ワディム・レーピン、リッカルド・シャイー、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団

■上記のようにいずれも私の第一印象はあまりいいものではありまあせんでしたが、それはソリストよりもオケ(指揮?)によるものです。協奏曲ではやはり、ソリストとオケが互角に渡り合えるようなものではないと、片方が優れていても全体の印象がいまひとつになってしまいます。
■いずれも水準以上の演奏には違いないことを付け加えておきます。先日の書き込みにも通じますが、多くの名盤が存在するなかで新しい録音を出すことの難しさを感じます。
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