2008年11月23日

お勧めの第九CD

■私は合唱団をやめてから久しく、「年末=第九」の感が乏しくなっております。コンサートにも行かないし。巷ではどうなのでしょう?一時期よりも騒がなくなっているようですけど。。。
■でも、急に思い立ち、私お気に入り(=お勧め)の第九のCDを紹介します。
■まずは、スクロヴァチェフスキ。今のところ、最も気に入っています。最近の流行でノン・ヴィヴラート奏法を意識しているようですが、表現は20世紀的な要素も多く含まれています。斬新さと伝統がいいバランスで融合しています。声楽の出来も特筆モノです。とくにバリトン独唱は一聴の価値があります。



ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」/スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ、ザールブリュッケン放送交響楽団


■次は定番。バーンスタイン。細部の出来はほどほどですが、全体としての雰囲気が私の中では一番「第九らしい」。(←すごく抽象的)説明しようとすると粗が出てきて「で、何でこれがいいの?」となりそうです。でも、いいのです。巷での評価も高い(高かった?)ですので、やっぱりいいのです。



ベートーヴェン:交響曲第9番《合唱》/レナード・バーンスタイン、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団


■感性(右脳)で聴いていいのがバーンスタインだとすれば、左脳で聴いていいのはアバド(最新盤)です。これは賛否両論(否が多いかな)の演奏です。ベルリン・フィルの高度な演奏能力をフルに発揮しています。合唱がまたすばらしいです。

↓全集でしか手に入らないようです。第九に関しては音源はどちらも同じです。音のつくりは違っています。上のほう(なぜか画像が大きい)がすっきりしていて私は好きです。



ベートーヴェン:交響曲全集/アバド、ベルリン・フィル




ベートーヴェン:交響曲全集/クラウディオ・アバド、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団


■私の昔からのお気に入りを2つ。ショルティ(旧盤)とベーム(旧盤)。これらも、一般には評価が低いようです。いずれも第九を聴きなれた耳には新鮮味がなく、つまらないかもしれませんが、オーソドックスそのもので規範的、普遍的で末永く聴かれるべき演奏だと思います。



ベートーヴェン:交響曲第9番《合唱》/サー・ゲオルグ・ショルティ、シカゴ交響楽団




ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」/ベーム指揮、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 他


■意外なところでムーティ。奇をてらうところがなく、穏当な表現。刺激はありませんが、フィラデルフィア管の合奏力がすばらしく、ムーティ特有の流れのよさがあります。声楽も高水準。
(残念ながら@TOWER.jpでは扱っていないようです)

■最後に私の最も好きな指揮者のカラヤン。数種類ありますが、合唱重視の方にはどれもお勧めできません。どれも悪名高いウィーン楽友協会合唱団だからです。私は合唱を聴きたいときはほかのを聴きますが、やっぱりカラヤンの演奏の魅力があるので、カラヤンのをよく聴きます。で、どれがいいかというと、どれもいいのです。それぞれ違ったよさがあります。

60年代のものは美声ぞろいの独唱が気に入っています。



ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」@カラヤン/BPO□ヤノヴィッツ(S)他


70年代のものは引き締まった筋肉質な演奏が魅力です。(これが一番好きかな)



ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」@カラヤン/BPO ウィーン楽友協会cho. トモワ=シントウ(S)バルツァ(A)シュライアー(T)ダム(Br)


80年代のものはオケの総合力に圧倒されます。声楽は一番ダメです。



ベートーヴェン:交響曲第9番《合唱》/ヘルベルト・フォンカラヤン、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団


来日公演のライヴは70年代のスタジオ録音盤とよく似ています。ライヴ特有の熱気があり、これが一番勧められます。でも、冒頭のカラヤンのメッセージ(貴重かもしれませんが、音楽のCDには不適)と、演奏後の絶叫混じりの拍手(非常に聞き苦しい)が余計。



カラヤン普門館ライヴ1979〜ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」


※画像が大きいものがありますが提供元(@TOWER.JP)の都合によるもので、他意はありません。
※@TOWER.JPにないものは、下記でも検索してみてください。
amazon.co.jp
HMV

また、次のようなものもあります。


posted by yahoon at 22:47| Comment(0) | TrackBack(0) | おすすめCD

2008年11月03日

DVDのおまけ映像

■私はカラヤン ファンなのでカラヤンねたが多いです。今年の大きな収穫として、ベートーヴェンの「ミサ・ソレムニス」のDVDがあります。1979年のザルツブルク・イースター音楽祭のライブです。「ミサ・ソレムニス」はカラヤンのお得意の曲で録音も数多く行っています。このDVDでは珍しく(?)上機嫌そうなカラヤンの姿が見られます。演奏も見事なもので、完成度が高く非常に充実しています。合唱もなかなかの出来です。カラヤンの指揮は細部にこだわらず、大きな流れを作っているようでした。「クレド」ではこだわりがあったのか合唱団に「クレード クレード」のアクセントをたいそう強く指示しているのが印象的でした。また、ソリストの配置が個性的で、舞台左側のオーケストラ後方なのですが、ティンパニだけがソリストの背後に陣取っています。後ろで鳴らされたら結構うるさいだろうと思います。また、通常、向かって左から右へ低い声に並ぶところを、この演奏では男声は逆でテナーが一番右となっていました。
■さて、DVDではいろいろと特典映像が付くことが多いようですが、私はあまり気にしていなかったのですが、先日、ふとどんなものかと見てみました。特典というよりも今年発売されたカラヤンのDVDの宣伝なのですが、結構、たくさん収録されていて、それも少しずつではなく1つの楽章程度がまるまる入っています。全部で1時間くらいあったのではないでしょうか。本編とは別の名曲コンサートでも見ているような感じで、すごく得した気分です。曲目は、歌劇「道化師」から前奏曲とアリア1曲、「軽騎兵」序曲、ブラームスの「ドイツ・レクィエム」の1曲、「ラインの黄金」の終幕部(オペラ映画)、チャイコフスキーの交響曲第4番第2楽章、ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番第3楽章、(ほかにもあったかな?)と多彩です。DVDはあまり持っていないのですが、こんなことはよくあるのでしょうか?このDVDにはほかにネトレプコのヴィオレッタで話題となった2006年のザルツブルク音楽祭の「椿姫」の宣伝もありました。
■これからはこのようなおまけ映像を楽しみに収集していこうと思います。



ベートーヴェン:ミサ・ソレムニス/ヘルベルト・フォン・カラヤン、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
posted by yahoon at 00:09| Comment(0) | TrackBack(0) | その他